
Shopify dev docs 2026/06/12
Shopify 公式 の案内
Shopify AIツールキットを使用して拡張機能をPolarisウェブコンポーネントにアップグレードします。
どのように対応をしたら良いのかを解説
Shopify AI Toolkit — Polaris Web Components への移行ガイド
Shopifyは2026年6月12日、Shopify AI Toolkit がチェックアウトおよびカスタマーアカウントUI拡張機能を新しいAPIバージョン(Polaris Web Components)へ移行する機能に正式対応したことを発表しました。
この記事では「なぜ移行が必要か」「AIが何を自動化してくれるか」「実際にどう進めるか」を順を追って解説します。
APIバージョン 2025-07 以前の拡張機能を持つアプリは、期限後にアップデートが一切できなくなります。今すぐ対応が必要です。

なぜ移行が必要なのか
Shopifyでは、拡張機能が1年以上古いAPIバージョンを使用している場合、Shopify CLIがアプリのアップデートをブロックする仕様になっています。
具体的には以下のとおりです。
- APIバージョン 2025-07 以前を使用している拡張機能が1つでもあると、そのアプリ全体の更新がブロックされます。
- 2026年10月1日を過ぎると、新機能の追加・バグ修正・価格変更など、あらゆるアップデートが不可能になります。
- APIバージョン 2025-10 以降はすべてデフォルトで Polaris Web Components を使用します。

| APIバージョン | 状態 | 期限・対応 |
|---|---|---|
| 2025-07 以前 | 旧バージョン(React ベース) | 2026年10月1日以降 更新ブロック対象 |
| 2025-10 以降 | 新バージョン(Polaris Web Components) | 引き続きサポート・推奨 |
旧バージョンと Polaris Web Components の違い
| 比較項目 | 旧バージョン(2025-07 以前) | 新バージョン(2025-10 以降) |
|---|---|---|
| ランタイム | React / React DOM | Preact(軽量・高速) |
| 描画速度 | React ランタイム込みで重め | ネイティブに近い高速描画 |
| コンポーネント | 独自のレガシーコンポーネント | Polaris Web Components(標準化) |
| 今後のサポート | 2026年10月以降 更新ブロック | Shopify が継続サポート |

Shopify AI Toolkit とは
Shopify AI Toolkit は、AIコーディングエージェントをShopifyの開発プラットフォームに接続するツールセットです。対応エージェントは Claude Code・Cursor・Gemini CLI・VS Code などです。
エージェントがShopifyのドキュメント・APIスキーマ・コードバリデーションを直接参照できるようになるため、「推測」ではなく「正確な実装」が可能になります。

AIエージェントが自動化する移行作業
Shopify AI Toolkit と強化された開発者ドキュメントを組み合わせることで、以下の3つの移行ステップをエージェントが自動処理します。
-
React → Preact への変換
importの書き換えやJSX構文の調整など、React依存部分をPreactへ自動変換します。 -
レガシーコンポーネント → Polaris Web Components への置換
旧来の独自コンポーネントを対応するPolaris Web Componentsへ自動でマッピング・置換します。プロパティ名やイベント名の変更も含めて対応します。 -
拡張機能 API の更新
APIバージョン変更に伴うインターフェース・フックの変更を検出・修正し、最新バージョンに沿った正しいAPI呼び出しへ書き換えます。

インストール方法
方法① プラグイン経由(推奨)
1コマンドでインストールでき、自動アップデートに対応しています。使用しているAIツールに合わせてコマンドを実行してください。
Claude Code
claude plugin install shopify-ai-toolkit@claude-plugins-official
Cursor(Cursor Chat 内で実行)
/add-plugin shopify
Gemini CLI
gemini extensions install https://github.com/Shopify/shopify-ai-toolkit
VS Code(Command Palette から実行)
Chat: Install Plugin From Source # ソースURL: https://github.com/Shopify/shopify-ai-toolkit
方法② エージェントスキルを手動追加
必要なスキルだけを選んで追加したい場合はこちら。自動更新はされません。
全スキルを一括インストール
npx skills add Shopify/shopify-ai-toolkit
特定スキルのみ(例:GraphQL Admin API)
npx skills add Shopify/shopify-ai-toolkit --skill shopify-admin
方法③ Dev MCP サーバー経由
MCPで接続する方法です。ローカルで動作し、認証は不要です。
Claude Code
claude mcp add --transport stdio shopify-dev-mcp -- npx -y @shopify/dev-mcp@latest
Cursor・VS Code(mcp.json に追加)
{
"mcpServers": {
"shopify-dev-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@shopify/dev-mcp@latest"]
}
}
}

移行ドキュメント・参考リンク
AI Toolkitインストール後は、拡張機能の種類に応じた移行ドキュメントを参照してAIエージェントを実行してください。
- Checkout UI 拡張機能 移行ドキュメント
- Customer Account UI 拡張機能 移行ドキュメント
- Shopify AI Toolkit 公式ドキュメント
- Shopify Developer Changelog(元記事)
まとめ:今すぐやるべき4つのアクション
- 期限を確認する:2026年10月1日が絶対期限。カレンダーに入れましょう。
- 拡張機能を確認する:自分のアプリにチェックアウト・カスタマーアカウントUI拡張機能があるか確認する。
- AI Toolkit を導入する:使用中のAIツールにプラグインをインストールして移行スキルを有効化する。
- 移行を実行する:ドキュメントに従いAIエージェントを実行。移行・テスト・デプロイまで完了させる。